VOICE
人にとって大したことはなくても、
自分にとっては、
すごく苦手だったり、
できなかったりすることがあって、
大学で心理学を専攻した理由は
いっぱいありますが、
そんな自分を克服したい気持ちも、
そのひとつにありました。
理論的に習うのと克服できるかどうかは
別でしたが、、
結果的にすごい助けになったのは、
仕事かもと思います。
苦手とか言ってられないくらいの、
その先にあるものを、
どうしてもやりたいっていう気持ちが
勝ったことでした。
まぁ、でも今でも苦手は苦手です。
ただ、
父親が死んだ時思ったのが、
これまでの私の人生で、
悩んできたことなんて全然大したことじゃない。
死ぬよりマシ。
って思うようになりました。
でも、私の頭の中を長く
苦しめてきたことが、
大したことじゃないって
思えたなんて自分ではびっくりしました。
人の死は、
それよりもうんと辛い。
そして、同じような気持ちの人たちが
そのとんでもない辛さを
抱えながら、生きてるんだってことも、
知りました。
それも、はるかかなたの昔から。
同じ苦しみを経験した色んな人達が
自分の気持ちに
寄り添ってくれてることがわかりました。
同じ経験をした人の言葉はすごく心強いし、
周りの人たちの言葉に救われました。
私自身は今は平常心に戻りましたが、
今でも死に直面した人に、
かける言葉って、
なかなか難しくて、
胸が痛みます。
特効薬みたいのはなくて、
もどかしいです。
例えば直接、悩んでることに関係なくても、
人の優しさに触れたら、
気持ちがほわっとなります。
今日は、リュックのポケットが空いてて、
とっても優しい声で、
開いてますよ。そこ、忘れやすいんですよね!
って、声掛けてくれた女性がいました。
まるでその人の人生と
人柄を表すような温かな話し方でした。
そういうひとつひとつの、
人を気にかける気持ちは、
伝染します。
電車の中ってすごく苦手で、
いつも緊張しまくりなんですが、
思わぬ声掛けで、
柔らかい気持ちになりました。
風みたいに通り過ぎる優しさや、
私が癒されるまでに、
もらった沢山の優しさを、
作品にしたらこんな感じかな?と、
日々作ってます。
この「旅フォト」にオリジナルのストーリーをつけて、「フィクション・トリップ作品」を創作しましょう。撮影者の「旅情」とあなたの「詩情」が出逢い、魅力的な空想物語「フィクション・トリップ作品」に生まれ変わります。
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