VOICE
ゴッホの悲しむ老人 永遠の門を見て、
胸がぎゅっとなりました。
どにもやりようがない、
やり場がないような気持ち。
年を重ねると
だんだんわかってくることもあって、
その度に頭のずっと奥とか、
心臓の辺りをぎゅっと
掴まれたような感じになります。
でも、それは両極端で、
その反対側のことを想うと、
じわっと温かくなります。
って言っても伝わらないかもと
思ってたんですが、
ゴッホのあの作品の副題は「永遠の門」だから、
どこかに繋がる入口を描いたのかもしれません。
悲しみも怒りも、
失うことも全部、
その反対側には、
今ここにあるすべての時間への
かけがえのなさを、
意味してるのかなと
勝手に思っていて、
思いっきり坂道を下ると、
その反動で思いっきり高く上がれるみたいに思ってます。
メトロノームのほうがわかりやすいかも。
振れ幅が大きいほど、
その反対のことも見えてくる感じです。
それにしても、
あの作品はすごい。
仏教の四苦八苦の思想もそうですが、
苦しみとか悲しみは、
とても個人的なものなはずですが、
実は、自分だけのものではなくて、
時間を超えて過去の人も、
みんな通ってきた道で、
あなただけじゃないよ。
って、時間を超えて教えてくれます。
そういう作品ってすごい。
言葉より何より、
その心と重なって、そっと寄り添ってくれる。
すべての負のエネルギーが、
自分の燃料になって、
神経細胞の隅々まで行きわたって、
今ここにあるかけがえのない空気に
触れることができたらいいなと思います。
この「旅フォト」にオリジナルのストーリーをつけて、「フィクション・トリップ作品」を創作しましょう。撮影者の「旅情」とあなたの「詩情」が出逢い、魅力的な空想物語「フィクション・トリップ作品」に生まれ変わります。
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