名前のない馬
♪ラーラー、ラララッ、ララ、ラーラー、ラララッ、…。
さっきから頭の中で好きだった『名前のない馬』のあるフレーズがリピートされている。
少し鼻にかかったような声のスキャットで。
歌詞の一節に『砂漠では自分の名前を思い出せない』とある。
これが僕の今の心境にマッチしたからだろうか。
トゥクトゥクでひとりどこかに向かっている自分に。
ってホントに僕はいったいどこへ行こうとしているのか。
まったく何も思い浮かばない。
旅の行き先はこの3本足の名前のない馬に任せるしかない。
それも、また良し。あしたはあしたの風が吹く(かも)
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